僕のシコウ

僕のただの“嗜好”であり、同時に“至高”の“私考”。この“思考”は今はまだ“試行”中であるが、僕の“志向”に繋がっている。

時間は解決してくれない

「時間が解決してくれる」というセリフは、悩みを抱えた人を慰める場面の常套句になっている。ああでもないこうでもないと相談をしてお開きが近づくと決まって出てくる。しかし、僕には“時間”が諸問題に万能薬として作用しているとは到底思えない。人間の悩…

インクレディブルファミリーを考察する

待つこと早14年、待望のMr.インクレディブルの続編が公開されましたね。制作が発表されてからも上映予定が遅れに遅れ、その度に「まだなのか」と落胆してきました。ようやく少しずつ予告映像が出されていくと、今度は「本当に続編が観られる」という喜びと同…

優位性に逃げない

高文脈的な言語を使っている僕たち日本人は、常に人間関係を最重要な問題としている。KY→コミュ障→アスペ→忖度などと言葉を変えながらも、“気持ちを汲み取るべき”という強迫観念は強大な支配力を持ち続けている。「I.Qが20離れると話が通じない」と「アスペ…

アイドルがアイドルをやめること

アイドルを推す。それは応援よりも崇拝に感覚が近い。アイドルになることを出家に例えるなら、アイドルをやめることは還俗と言えるだろう。小さい頃から厳しい道を歩んできたからこそ崇拝の対象だったのに。ステージにマイクを置いて、普通の女の子に戻りた…

良い名前のジョウケン

「こんなキラキラネームがあるらしいよ、マジウケる」という薄っぺらい笑いが現れてから、もう15年は経っている。モラルの形成には時間がかかるとは言え、あまりに長く存在しつづけていて実に不快だ。名付け親の神経を疑うとか子供が可哀想だと言っても、そ…

二度目の死

人間は二度死ぬ。一度目は心臓が止まったときに、二度目は人から忘れられたときに。人が「死にたい」と口にしたら、多くの場合は“二度目の死”を意味するのではないだろうか。しかし、二度目の死を完璧に決行するのは甚だ現実的ではない。何か外的な刺激を受…

生臭い映画を観て

是枝監督が撮った映画を初めて映画館で観た。そう、今話題の万引き家族。是枝監督の作品に繰り返し起用される樹木希林とリリー・フランキーの演技は地に足をつけさせる。あの人たちが出てくると途端に物語が空想の世界に飛んでいけなくなるような。僕が今踏…

2018年上半期の展示会

2018年という年も始まってから早くも6ヶ月が過ぎ去ったことになる。その間に僕が足を運んだ展示会は80を数える。中でも印象的だった展示会をまとめておこうと思う。1. マイク・ケリー展 デイ・イズ・ダーンhttp://www.watarium.co.jp/exhibition/1801mike/in…

東京は広く命は長い

東京が広くなった。自分が大きくなるにつれて小さくなるばかりだった東京が。頻繁に会ってた人たちが偶然同じタイミングで東京から出て行くとそれだけで東京は広くなるらしい。思わぬ発見だった。自分を探しに遠くへ行ってしまった人には僕から連絡するべき…

好きで嫌いなら好きに違いない

僕は星野源が紛れもなく好きだ。そう断言できる。ラジオパーソナリティとしての星野源やアーティストとしての星野源が好き。オールナイトニッポンは開始から毎週欠かさず聴いているし、カラオケに行けば必ず彼の楽曲を歌う。ただ、俳優としての星野源や物書…

ハイレッド・センターのスコアを残す

僕の一番好きな現代美術作家である森村泰昌さんが恵比寿で個展を開催している。初日はオープニングセレモニーとして、東京都写真美術館の学芸員と森村泰昌本人でトークショーが行われた。その中で印象に残った内容をまとめておく。森村泰昌にこの道へ進むキ…

アウティングに溢れる世界

アウティングとは、本人の了解を得ずに公にされていない情報を第三者に暴露する行為のこと。特にまだ差別意識が残っている内容ではプライバシー侵害として大きな問題として取り上げられている。主にLGBT界隈でよく使われている言葉だが、僕はより一般的に広…

いつの日か青いジンで

気がつけば僕の心には常に不思議な枠が必要になっていた。恋人でもなければ親友でもない。名前はあえて付けないことにしている。線を引かずにどこまでも自由に繋がっていきたい。どこまでいけるか。どこにいけるか。ある種の実験なのかもしれない。好きだか…

哲学カフェのリソウ

哲学カフェ。25年前のパリで始まったこの活動は、日本でも東日本大地震を機に加速度的に広まっている。今では週末になると東京近郊なら必ず5つくらいは開催されているような状況だ。今となっては、哲学カフェの内容は団体によってかなりの差がある。多様化す…

哲学カフェを運営している人たちへ

僕は哲学カフェ巡りが趣味のひとつだ。3年前に初めて参加して以来、首都圏の様々な団体の哲学カフェに合計150回近くもお邪魔している。自分でも日本で初のインカレ哲学カフェサークルを設立し運営していたことがある。そうした中で、運営陣と話す機会がある…

3.3のシツモン

「33の質問」という1986年に出版された本がある。詩人の谷川俊太郎が色々な人達に33個の質問をして回答してもらうというシンプルな企画をまとめた内容になっている。東京オペラシティで開催していた谷川俊太郎展では、その現代版として33の質問から選ばれた3…

「君の名前で僕を呼んで」のイミ

君の名前で僕を呼んで、僕は僕の名前で君を呼ぶ。初めて体を重ねたときにそんなことを囁かれたら、え?なんて言ったの?って聞き返してしまうと思う。どんなプレイなんだよって。映画「君の名前で僕を呼んで」は第90回アカデミー賞で4部門にノミネート、そし…

彫刻のユラギ

芸術としてのヌードは、人間にとって身体という最も身近なテーマであると同時に、人間の内面を映し出す鏡という永遠のテーマだ。横浜美術館でヌード展と題した展示会が開かれている。西洋近現代美術における裸体表現の変遷に焦点をあてた斬新な展示会で、僕…

加速するシコウ

手持ちの問い。いつ何時でも頭の机に広げてある。そうやってアンテナを張っておけば、何気ない日常に隠れたヒントも見落とさなくて済むかもしれないから。時には、そのちょっとしたヒントが怖いぐらいに繋がっていって、思いもしなかった考えに至ることがあ…

そうだ、兵庫に行こう!

6月に友達と二人で兵庫旅行してきました! 最初は神戸旅行のはずだったのに、あっちも行きたいこっちも行きたいと言っていたら兵庫旅行に…。 まず、朝一で明石海峡大橋。 神戸から電車で25分ぐらい。 本州と淡路島を結ぶ全長4kmの世界最長の吊り橋です。 レ…

哲学カフェ「自分の言葉で語る意味とは何か」

忙しい中、インカレ哲学カフェサークルonecafeの第130回に参加してきました。参加者は10人、まとめ以外は2グループに分けて対話が進みました。 いつも通り、ルールは、・専門用語を使わない・人の話は最後まで聞くの2つ。 今回のテーマは「自分の言葉で語る…

哲学カフェ「何があれば/無ければ『自由』になるのか?」

Ante-tableの13th tableに参加してきました!先月に初参加してから二度目の訪問です。 今回の参加者は司会を含めて9人で、哲学カフェ自体が初めての人も3人いらっしゃいました。哲学カフェとしては珍しく1つも絶対的なルールを設けていないことがAnte-table…

哲学カフェ「好意とは何か」

僕が以前に代表をしていたインカレ哲学カフェサークルonecafeの第129回に参加してきました。 今までonecafeでは事前にテーマを決めて人を集めていましたが、今回は実験的に当日集まった人でテーマを決める方式で哲学カフェを行ってみました。その理由として…

哲学カフェ「『いくらまでなら寄付できる?』をどうやって決める?」

あたまの中を散歩するてつがくカフェに参加してきました。この哲学カフェは前回レポしたAnte-table同様さろんラボの協力で、だいたい3ヶ月に1回を目処に開催されています。今回の参加者は、司会を含めて5人。パッと見、常連さんが多いようでした。 設けてい…

哲学カフェ「他者の関わらない幸/不幸はあるのか?」

Ante-tableの12th tableに参加してきました!Ante-tableは、さろんラボの協力で月一回定期的に開催されているそうです。今回の参加者は、司会を含めて8人。哲学カフェ自体が初めての人は1人もいなくて、常連+哲学カフェ巡りが趣味の人で構成されていました…

気づいたら花がマイブームに

前に六義園の桜ライトアップをブログに上げたんですが、実はその辺りから季節の花を見に行くのにハマっています。 だいぶ写真も溜まってきたから、今日は活動報告がてら一気に紹介していきまっす! まず、旧芝離宮恩賜庭園の梅。 本当は偕楽園の梅が見たかっ…

哲学カフェ「どんな自分を希望するか」

onecafeの第117回「どんな自分を希望するか」に参加してきました。このテーマ名を見たとき、笑っちゃうぐらい学生が考えそうなテーマだなーと思ったと同時に、学生だけじゃ有益な話し合いできないでしょーって不安にもなりました。 どんな自分を希望するかと…

ワタリウム美術館のセッチオンガクテン

外苑前のワタリウム美術館で開催中の「坂本龍一 設置音楽展 async -」に行ってきました! 坂本龍一は、日本有数の世界を股にかけるミュージシャン兼音楽プロデューサー。クラシック音楽を根幹に置きながらも民俗音楽や現代音楽の色も取り入れた幅広い音楽性…

シネマ哲学カフェ「ムーンライト」

onecafeの第1回シネマ哲学カフェ「ムーンライト」に参加してきました。onecafeのメンバーには映画好きが多いのに、意外と初のシネマ哲学カフェ。待望のシネマ哲学カフェでした。アイスブレイクで映画好きあるあるの話ができただけでもホント楽しかったな。今…

今、六本木にいくなら…

1. ミュシャ展アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャの企画展。ミュシャといえば、美しい女性像や植物文様などを題材とした華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がけたことで有名です。あの独特なアメコミっぽいけど優美で装飾…