僕のシコウ

僕のただの“嗜好”であり、同時に“至高”の“私考”。この“思考”は今はまだ“試行”中であるが、僕の“志向”に繋がっている。

哲学カフェのリソウ

哲学カフェ。25年前のパリで始まったこの活動は、日本でも東日本大地震を機に加速度的に広まっている。今では週末になると東京近郊なら必ず5つくらいは開催されているような状況だ。今となっては、哲学カフェの内容は団体によってかなりの差がある。多様化す…

哲学カフェを運営している人たちへ

僕は哲学カフェ巡りが趣味のひとつだ。3年前に初めて参加して以来、首都圏の様々な団体の哲学カフェに合計150回近くもお邪魔している。自分でも日本で初のインカレ哲学カフェサークルを設立し運営していたことがある。そうした中で、運営陣と話す機会がある…

3.3のシツモン

「33の質問」という1986年に出版された本がある。詩人の谷川俊太郎が色々な人達に33個の質問をして回答してもらうというシンプルな企画をまとめた内容になっている。東京オペラシティで開催していた谷川俊太郎展では、その現代版として33の質問から選ばれた3…

「君の名前で僕を呼んで」のイミ

君の名前で僕を呼んで、僕は僕の名前で君を呼ぶ。初めて体を重ねたときにそんなことを囁かれたら、え?なんて言ったの?って聞き返してしまうと思う。どんなプレイなんだよって。映画「君の名前で僕を呼んで」は第90回アカデミー賞で4部門にノミネート、そし…

彫刻のユラギ

芸術としてのヌードは、人間にとって身体という最も身近なテーマであると同時に、人間の内面を映し出す鏡という永遠のテーマだ。横浜美術館でヌード展と題した展示会が開かれている。西洋近現代美術における裸体表現の変遷に焦点をあてた斬新な展示会で、僕…

加速するシコウ

手持ちの問い。いつ何時でも頭の机に広げてある。そうやってアンテナを張っておけば、何気ない日常に隠れたヒントも見落とさなくて済むかもしれないから。時には、そのちょっとしたヒントが怖いぐらいに繋がっていって、思いもしなかった考えに至ることがあ…

そうだ、兵庫に行こう!

6月に友達と二人で兵庫旅行してきました! 最初は神戸旅行のはずだったのに、あっちも行きたいこっちも行きたいと言っていたら兵庫旅行に…。 まず、朝一で明石海峡大橋。 神戸から電車で25分ぐらい。 本州と淡路島を結ぶ全長4kmの世界最長の吊り橋です。 レ…

哲学カフェ「自分の言葉で語る意味とは何か」

忙しい中、インカレ哲学カフェサークルonecafeの第130回に参加してきました。参加者は10人、まとめ以外は2グループに分けて対話が進みました。 いつも通り、ルールは、・専門用語を使わない・人の話は最後まで聞くの2つ。 今回のテーマは「自分の言葉で語る…

哲学カフェ「何があれば/無ければ『自由』になるのか?」

Ante-tableの13th tableに参加してきました!先月に初参加してから二度目の訪問です。 今回の参加者は司会を含めて9人で、哲学カフェ自体が初めての人も3人いらっしゃいました。哲学カフェとしては珍しく1つも絶対的なルールを設けていないことがAnte-table…

哲学カフェ「好意とは何か」

僕が以前に代表をしていたインカレ哲学カフェサークルonecafeの第129回に参加してきました。 今までonecafeでは事前にテーマを決めて人を集めていましたが、今回は実験的に当日集まった人でテーマを決める方式で哲学カフェを行ってみました。その理由として…

哲学カフェ「『いくらまでなら寄付できる?』をどうやって決める?」

あたまの中を散歩するてつがくカフェに参加してきました。この哲学カフェは前回レポしたAnte-table同様さろんラボの協力で、だいたい3ヶ月に1回を目処に開催されています。今回の参加者は、司会を含めて5人。パッと見、常連さんが多いようでした。 設けてい…

哲学カフェ「他者の関わらない幸/不幸はあるのか?」

Ante-tableの12th tableに参加してきました!Ante-tableは、さろんラボの協力で月一回定期的に開催されているそうです。今回の参加者は、司会を含めて8人。哲学カフェ自体が初めての人は1人もいなくて、常連+哲学カフェ巡りが趣味の人で構成されていました…

気づいたら花がマイブームに

前に六義園の桜ライトアップをブログに上げたんですが、実はその辺りから季節の花を見に行くのにハマっています。 だいぶ写真も溜まってきたから、今日は活動報告がてら一気に紹介していきまっす! まず、旧芝離宮恩賜庭園の梅。 本当は偕楽園の梅が見たかっ…

哲学カフェ「どんな自分を希望するか」

onecafeの第117回「どんな自分を希望するか」に参加してきました。このテーマ名を見たとき、笑っちゃうぐらい学生が考えそうなテーマだなーと思ったと同時に、学生だけじゃ有益な話し合いできないでしょーって不安にもなりました。 どんな自分を希望するかと…

ワタリウム美術館のセッチオンガクテン

外苑前のワタリウム美術館で開催中の「坂本龍一 設置音楽展 async -」に行ってきました! 坂本龍一は、日本有数の世界を股にかけるミュージシャン兼音楽プロデューサー。クラシック音楽を根幹に置きながらも民俗音楽や現代音楽の色も取り入れた幅広い音楽性…

シネマ哲学カフェ「ムーンライト」

onecafeの第1回シネマ哲学カフェ「ムーンライト」に参加してきました。onecafeのメンバーには映画好きが多いのに、意外と初のシネマ哲学カフェ。待望のシネマ哲学カフェでした。アイスブレイクで映画好きあるあるの話ができただけでもホント楽しかったな。今…

今、六本木にいくなら…

1. ミュシャ展アール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャの企画展。ミュシャといえば、美しい女性像や植物文様などを題材とした華やかで洗練されたポスターや装飾パネルを手がけたことで有名です。あの独特なアメコミっぽいけど優美で装飾…

哲学カフェ「ガスの抜き方」

onecafeの第115回「ガスの抜き方」に参加してきました。寝る・食べる・お金を使う・人と話すとか人それぞれあるけれど…、ストレス発散方法発表会をしていてもツマラナイので、薄っぺらい話は早めに切り上げました。 ストレスは“溜まる”もので、はたまた自発…

バベルのトウ

上野の東京都美術館で開催されている「ボイマンス美術館所蔵ブリューゲル『バベルの塔』展16世紀ネーデルラントの至宝 ボスを超えて」に行ってきました。 オランダのボイマンス美術館から、16世紀ネーデルラントの絵画、彫刻、版画など約90点が来日していま…

哲学カフェ「諦めるのはどんなときか」

4/16、クルミドの朝モヤに初参加してきました!哲学カフェの名前にあえて哲学カフェを入れないのってオシャレだなー。クルミドはカフェの名前、朝モヤは9:00〜11:00という時間帯と日々のモヤモヤを話す場所という意味から来ているようです。由来もオシャレ……

バナナのポテンシャル

バナナジュースがマイブーム!よく考えると生まれてこのかた不味いバナナジュースなんて飲んだことないし、バナナジュースという飲み物自体、もしくはバナナという果物自体のポテンシャルってバカ高いんじゃないかって。 あまり知られていないけど、東京の中…

哲学カフェ「結婚とは何か?」

4/15に行われた西千葉哲学カフェに参加してきました。まず参加者一人ひとりに自己紹介がてらファシリテーターからの問いに答えてもらうのが西千葉流。今回のテーマは「結婚とは何か?」だったので「結婚という制度は本当に必要なのか」という問いかけからス…

速読のツカイドコロ

速読とは、文を、文章を、本を、早く読み内容を理解すること。速読法と一括りに語られることが多いが、文の速読法、文章の速読法、本の速読法の間には常にイコール関係が成り立つわけではない。どちらかといえば包含関係の方が適切である。 そして、本を早く…

おしゃれハンバーガーはハンバーグへの冒涜論

1904年アメリカで開催されたセントルイス万国博覧会の会場で、サンドイッチのように丸いパンにハンバーグをはさんで売り出したのが、ハンバーガーの始まりである。 同博覧会では、アイスクリームのコーンも登場したことが知られている。つまり、食器を使わず…

哲学カフェ「子どもが幸せな社会とは」

4/9に行なわれた小金井哲学カフェに参加してきました。今回のテーマは「子どもが幸せな社会とは」でした。主に、地域性の崩壊、痛みを感じる機会の喪失、大人の過剰な介入、反出生主義、出自を知る権利、離婚、共働きなどが話題にあがりました。 参加者の中…

メロン味のメロンパンはメロンパンではない論

「私、メロンパン好きなんですよー」「どこのメロンパンが好きなの?」「最寄り駅の目の前にあるパン屋さんの、夕張メロンクリームが中に入ってるメロンパン!」「それ、メロン味のメロンパンじゃん」「いや、ホントおいしいんですってー」「それメロンパン…

桜のヨウリョク

今年は桜が咲くのが遅い。例年ならもう春服でも寒くないぽかぽか陽気のはずなのに。 大学の桜もまだまだ満開にはならない。 この時期になるとみんなこぞって桜の名所に足を運ぶけど、その状況ってよく考えるとなんだが不自然で怖くない? だって、大抵の人が…

名古屋のトウガンジ

名古屋に行ってきました!今回はメイン級ではなく穴場の観光地を巡る旅。その中でも桃巌寺が面白すぎたので紹介を。 名古屋駅から東山線で15分、本山駅が最寄駅です。お寺なんてなさそうな大通りを歩くこと5分、エキゾチックな門を見つけました。 織田信長の…

トラウマのコクフク

闇が深いトラウマを克服するには、似たトラウマを持っている者同士で慰め合うしかない。 寝れない夜に何度も何度も考え込んだトラウマの回避方法を実践して各自が体験することで記憶が上塗りされる。 もちろんドス黒い下地を完全になかったことにはできない…

モアナに苦言

『アナと雪の女王』『ズートピア』に続くディズニー・アニメーション最新作『モアナと伝説の海』を早速みてきました。 〜あらすじ〜“全能の女神テフィティのハートが半神マウイによって奪われたことにより、やがて島の平和は脅かされるようになる。どこかと…