僕のシコウ

僕のただの“嗜好”であり、同時に“至高”の“私考”。この“思考”は今はまだ“試行”中であるが、僕の“志向”に繋がっている。

目的・目標・手段

どんな事柄に対してでも目的・目標・手段の三つを考えることが大切だ。今回は、その必要性や意味、用途について説明していきたいと思う。

この三つは、いわゆるロジカルシンキングの基本である。

 なぜその物事を行うのか(目的)、なにを達成すれば良いのか(目標)、具体的に何をしたら良いのか(手段)を理解することが、自分のやりたいことの成功確率を上げることに繋がる。

 

◆目的 

 目的は、やりたいことの理由。その中でも「なぜ絶対やりたいのかの理由」でなければならない。「どちらかといえばやりたいと思う理由」でも、「思いつく中では一番やりたい理由」でもない。議論の中で置き換わらないように注意しておくことが必要だ。 

 目的を考えるときは、メリットやデメリットの列挙から始めるのはあまり得策ではない(止むを得ずそこから始める場合も多々有るが)。なぜなら、その方法を取ると冷静に物事を考えすぎて、それこそ「どちらかといえばやりたいと思う理由」や「思いつく中では一番やりたい理由」になってしまう可能性が上がるからだ。メリットデメリットよりも、なぜ絶対にやりたいのかというモチベーションの方がかなり大切である。

  目的には、段階がある。「なぜ」を突き詰めれば、一つ上の目的に。「どうやって」を突き詰めれば、一つ下の目的になる。

 

 例) モテたいからムキムキになる。ムキムキになりたいから筋トレをする。 

 

 ムキムキになりたいのはなぜかを考えれば、モテたいから。どうやったらムキムキになれるかを考えれば、筋トレをすればいいと思いつく。このように具体度を上げていき達成できるビジョンを明確にしていく。 目的は数が少ない方がわかりやすい。もちろん、一つの物事に複数の目的があることはありえるが、少なくともそのなかで順位をつけておくべき。そうすることで、具体的に内容を詰めていくときの指針として使いやすくなる。 

 

◆目標  

 目標は、目的を達成したと言える基準。前述の例でいえば、ムキムキになったかどうか判断する基準の事である。例えば、腹筋が8個に割れる、体脂肪率5パーセント、上腕二頭筋周り50cmなどのこと。目標は、目的よりもかなり具体的で実測できることが大切だ。目的がかなり抽象的なものになることが多いからこそ、目標は具体的で明確である必要がある。逆に言えば、目的が明確ならばわざわざ目標を設定する必要はない。目的から目標を考える場合は、どうなったらその目的が成功と言えるか考えてみよう。

  目的一つに対して、複数の目標があることは不自然なことではない。上腕二頭筋周り50cmではムキムキなのか太っているのかよくわからない。体脂肪率5パーセントでもムキムキなのかガリガリなのかわからない。上腕二頭筋周り50cmかつ体脂肪率5パーセントならムキムキだと言えるだろう。目標を複数設定した場合、すべての目標をクリアしなければ目的を達成できないので、目的とは違い順位をつける意味は特にない。

 

 ◆手段 

 目標 or元々明確な目的が決まったら、それを達成するための方法である手段を考る。二つの目標に対する手段が一つの場合もあれば、一つの目標に対する手段が二つの場合もある。手段を考える際に一番重要なのは、実現可能性だ。自分たちや団員がきちんとできるような手段にする必要がある。おおまかな手段を考え、その上で考慮しなくてはいけない注意点やその対応策を考えておこう。

  また、時期ごとの目標というものも必要になってくることがある。上腕二頭筋周り50cmも体脂肪率5パーセントも実測がしやすい項目だが、ある日いきなり達することはないだろう。いつまでにどのぐらいという時期的な目標を設定することで見通しが立てやすくなりさらに実現可能性が上がる。

 

 

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