メロン味のメロンパンはメロンパンではない論
「私、メロンパン好きなんですよー」
「どこのメロンパンが好きなの?」
「最寄り駅の目の前にあるパン屋さんの、夕張メロンクリームが中に入ってるメロンパン!」
「それ、メロン味のメロンパンじゃん」
「いや、ホントおいしいんですってー」
「それメロンパンが好きとは言えないでしょ!」
パン生地の上にビスケット生地を重ねて格子状の溝を入れて焼いたパンは、なぜメロンパンと呼ばれるのか。
実はハッキリとわかっていないらしい。
- 高級フルーツとして人気だったマスクメロンにあやかろうとマスクメロンの模様に似た格子状の溝を入れた説
- 偶然ひび割れたビスケット生地がマスクメロンに似ていた説
- ビスケット生地に使うメレンゲがなまってメレンゲ→メロンゲ→メロンになった説
ただいずれにせよ、メロンパンにはメロンが入ってないんだ!
メロンパンには多様なアレンジレシピがあって、クッキー生地にチョコチップが練りこまれたバージョンや、中にホイップクリームを入れたバージョンもよく見かける。
それに比べても、メロン味のメロンパンは王道のようで邪道の中の邪道。
月島のもんじゃストリートにある「焼き立てメロンパン 月島 久栄」は、一日に1000個売れるというメロンパン専門店。
その店頭で流れている歌が恐ろしくキャッチー。
”あんぱんにはあんこがはいってる。メロンパンにはメロンがはいってない~。”
夜までやっているので、是非もんじゃの〆に。