僕のシコウ

僕のただの“嗜好”であり、同時に“至高”の“私考”。この“思考”は今はまだ“試行”中であるが、僕の“志向”に繋がっている。

哲学カフェ「好意とは何か」


僕が以前に代表をしていたインカレ哲学カフェサークルonecafeの第129回に参加してきました。


今までonecafeでは事前にテーマを決めて人を集めていましたが、今回は実験的に当日集まった人でテーマを決める方式で哲学カフェを行ってみました。
その理由としては、最近のonecafe参加者の多くがテーマ内容ではなく日時で参加を決めていることが大きいです。
そもそも、同じ哲学カフェと言えど、事前にテーマを設けている場合と当日にテーマを決める場合では、完全に別物
テーマを設けているなら、事前に自分で考えをまとめてくることができます。
それに比べて、当日にテーマを決める場合では、事前に考えてくることはできない代わりに、協議の上で参加者の話したいテーマ設定にすることができる利点があります。
さながら漫才と大喜利のようだと僕は思っています。
どちらの方が面白いと決められるものではないですが、スタイルに合わせてそれぞれ最適化されたやり方も模索していく必要があるので、日々試行錯誤していかないと…。


参加者は9人だったので、2つのテーブルに分けました。
3分間のブレストで出た候補の中で一番人気なテーマに決めました。


いつも通り、ルールは、
・専門用語を使わない
・人の話は最後まで聞く
の2つで。


今回のテーマは「好意とは何か」でした。
・好意と性別は関係があるのか
・恋人と友達の違い
・興味と好意は別物か
などが主な話題になりました。


同性と異性で向ける好意が違う」という意見からスタートしたため、終始性別を軸にした話し合いになってしまいました。
ここで言う性別とは、性自認のことなのか、それとも性的指向のことなのか
その答えは、かなり混ざり合っているようでした。
確かに性自認で考えたときの同性には異性よりも憧れを持ちやすいと僕自身も思うことがあります。
こういう人になりたいと思う人は、たいてい男なので。
性対象に覚える好意を人はなんだか美化して表現しようとしているような気がします。
もっと欲にまみれた話のはずだし、問答の流れからはそうなっているはずなのに、あんまり納得してもらえない…。
人間の悪いところなのか良いところなのか、性愛をロマンチックに捉えすぎている面がある。つくづく都合の良い生き物ですね。
哲学カフェという場くらい、かっこつけずに話せるといいなと思いました。

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今回お邪魔したのは、最近よく使わせてもらっている新宿の珈琲タイムスさん。
オシャレな雰囲気で昔ながらの喫茶店です。

 

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