僕のシコウ

僕のただの“嗜好”であり、同時に“至高”の“私考”。この“思考”は今はまだ“試行”中であるが、僕の“志向”に繋がっている。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

空のキオク

初めて空を見たときを覚えてる? 綺麗だったはずなのに、遠くまで見えていたはずなのに、 全く覚えていない。 何が汚くて、何が綺麗なのか、基準がなかったんだ。 空を綺麗だと思うようになったのは、つい最近な気がする。 汚いものを見すぎたのかな。

四角のウチュウ

薄暗くて四角い宇宙。 時間という概念がありそうで、なくて、ある。 四角い太陽は僕の手の中にある。光らせてるのは僕の指。自動では中々光らない。 僕の意識があるときは太陽が輝き、 意識がなくなれば2分で陰る。 この世界では、僕が神。

時間のバイバイ

自分が忙しいときに身近な人が暇そうにしていれば、時間を僕にくれと思う。 そんなことできないとわかっていながら、皮肉を込めて口に出す。 しかし、バイトをしながら、「今、完全に時間を売ってるわ」と感じることがある。僕が時間を売っているなら、誰か…

極悪人のマイペース

マイペースな人って、おっとりしてるとか優しそうなイメージありません? でも、マイペースって“自分の速さ”ってことじゃないよね。 周りに比べて遅いやつのこと。早いやつのことは言わない。 だって、早く進めてくれる分にはあまり困ることがないから。 遅…

純白のアコガレ

休日の朝、白い布団の上でコーヒーを飲む。マグカップを布団の上に置く。 危ない?何が?こぼれたら、確かに汚れるね。 単に君が勝手に純白に憧れを持ってるだけで、持ってる側からすればそんなこといちいち意識しないよ。白いことに価値を見出していない。 …

必須のピース

1ピースでもなかったら、パズルの絵は完成しない。なんて言うけれど、1つくらいなくたってだいたい予想できる。 むしろ、実際より綺麗な絵が目に浮かぶはずだ。マスクやサングラスをしている人の顔を、本物よりも見栄え良く補完してしまうのと同じで。 だ…

人工知能のシンカ

5/15 21:00〜NHKで流れた『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』は、今年に入ってから一番揺さぶられたテレビ番組だった。 今年3月、韓国のプロ囲碁棋士が人工知能「Alpha碁」に完敗した。 チェス(10の120乗)、将棋(10の220乗)に比べても、かなり手筋が多…

表参道のテスリ

知名度がなんとも言えないシンガーソングライターの音を耳に突っ込んで、 久々に表参道をあるく。歌詞が染み渡るわけでもなく、何を見るわけでもなく、 無心に表参道をあるく。 過度に着飾ったウィンドウガラスの中には、どうしても焦点が合わない。 表参道…

生命力のリッタイカン

何年も同じ場所に固定された海の中を眺める。 色とりどりの熱帯魚が狭い距離を行き来している。 薄っぺらい魚と分厚い魚。 大きさより厚さが生物としての生命力を物語るように感じた。 可愛がる要素にもなりやすい。 立体感は気持ち悪さも助長する。 “本物っ…

手書きのモジ

手書きの文字は捨て難い。 自分の字でさえ、基本的には捨てられない。捨てられる文字と捨てられない文字は潜在的に分かれる。捨てられるだろう字はすぐに捨てるし、捨てられないだろう字は一生捨てたくない。 もちろん、ハガキも手紙も色紙も捨てられない。…

泥棒のキブン

終電よりも2本早い電車。 最寄り駅から家とは逆側に少し歩く。 この時間にやってるラーメン屋はここぐらい。 客は僕だけで、店員も終電ラッシュの前にひと休憩している。 あえて看板メニューではないエビワンタンメン。 いい意味で、可もなく不可もない。 店…

ある種のツヨサ

凹まない自分に凹む。 凹まないって、ある種の強さなのかもしれないけど、失敗に感情が産まれないのは、それはそれでダメな気がする。 『やりたいことをやってないんだろうな。だって、やりたいことを失敗したら、普通ダメージ受けるもんでしょ。』 いや、そ…

深夜工事のバルーンライト

赤黒い太陽みたいにギラギラ光ってたら、近くにあるものすべてを焼き尽くしてしまう。 叔母さんの指輪みたいにキラキラ光ってたら、いつまでも目が離せない。 カーテンの隙間から入ってくる車のライトみたいにチカチカ光ってたら、鬱陶しい。 洗いたてのシン…

自己破壊のショウドウ

とても上手くいっているときに、急に捨てたくなる。 大切な宝物が、急に汚らしいゴミになったわけじゃない。 大切だから捨てたいんだ。 自分がこんなに価値のあるものを持っていいほどの人間じゃないとも思わないし、 幸せになっていい人間じゃないとも思わ…

視点のモンダイ

留まっているようで動いている。人間が一定の場所に留まるのは無理だ。 生きていたら頑張らなくても刺激がこちらに歩いてくる。そして、人間は与えられた刺激に条件反射をしてしまうもの。 動いているのに動いていないように見えるなら、それは観測する視点…

目の前のコップ

目の前に水の入ったコップがある。 自分の手を使って持ち上げることは簡単だ。 しかし、他の人にこの行動をさせるのは難しい。 「コップ持ち上げて!」と言っても、「なんで?」と言われるだろう。 人間は行動を起こすのに理由がいる。 動機を生み出す必要が…